日帰り手術とは、患者様が手術当日に来院し手術を受け、その日のうちに帰宅する手術のことです。
当院では耳、鼻の病気について低侵襲の手術法を採用、負担の少ない局所麻酔(部分的な麻酔)によって日帰り手術を可能にしており、開院以来20年以上の実績を持ちます。
ここ数年前から日帰り手術という言葉を耳にする機会が増えてきました。これは入院をしないで行う手術のことで、手術後は入院せず帰宅したいという患者さんの希望と、医療技術の進歩、内視鏡やレーザーなどの医療機器の開発に伴い、日本においても少しずつ広がってきました。 諸外国においてはアメリカでは予定手術の8割が、またイギリスでも7割が日帰り手術をおこなっています。しかし、日帰りなのだから手術が容易で簡単ということではありません。手術前に患者さんや家族の方々が病気や治療に対し十分に理解していただくことが必要です。また帰宅後の家族の介護や協力も必要です。
(1)耳の病気
「中耳炎できこえが良くない」「鼓膜に穴があいている」「みみだれがある」などの症状がある時に手術の適応となります。主に慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に行います。
◎手術内容
(2)鼻の病気
慢性副鼻腔炎、鼻中隔湾曲症、アレルギー性鼻炎など
◎手術内容
みみ、鼻の手術とも健康保険が適応されます。気軽にご相談ください。
治療・手術に対する高額医療について ~ ※1 高額療養費制度 ~
※2 限度額適用認定証の準備が不要になりました。受付で、マイナ保険証で本人確認後、 カードリーダー端末に「高額療養費制度を利用」を選択しますと、1カ月間、年収に応じて決められた「自己負担限度額」以上の治療費、検査代、入院代は請求されません。
現行の健康保険証の有効期限内に交付される「資格確認書」をご持参ください。限度額適用認定証等がなくても、受診時にお支払いいただく金額が、1か月の自己負担限度額までとなります。
「限度額適用認定証」を保険証と併せて窓口にご提示いただく必要があります。
※1 高額療養費制度は、自己負担する医療費が上限額を超えた際に、超過分が還付される制度です。通常は保険診療で3~1割負担になりますが、高額な外来診療・入院等を受けた場合、事前に高額医療費の手続きをしていただくことにより窓口のお支払いが自己負担限度額までとなります。
※2「 限度額適用認定証 」は加入されている健康保険組合などに事前に申請します。(所得区分に応じて1カ月の自己負担限度額が定められます。)
限度額適用認定について